08/04/04
突出幼心あくりょうちゃん あとがき
こんばんは、PQです。
スタミナ切れで未処理感が拭えない『突出幼心あくりょうちゃん』ですが、ついに完結です。
Pクエスト(仮)で2番目に連載を開始した作品で唯一のギャグ中心の作品(だと信じたい)ですが、結局書いている人間がギャグ方向に持っていくのが下手なのか、とりあえず面白く無かったですね(ギャグのくせに)
文才が無いのもありますが、自分はギャグよりも真面目な方向の作品のほうがあっていると気がつかせてくれた作品でもあります。それゆえか、この作品の最後も真面目な方向に向かってしまったのは仕様です。
かげながら、『あくりょうちゃん』を応援していただいた皆様には差し上げるお言葉が無いくらい感謝しております。
さて、内容に入っていきましょうか。
ネタバレ注意なので、あとがきを先に読む派の方はここでお戻りください。
突然、優の前に現れたあくりょうちゃんは鎌で優を真っ二つにしますが、つくづくすごい鎌だと思います。どんなに斬っても殺さない魔法のアイテムとも言いましょうか、さらに人間を接着する黄色いボトルの接着剤。セットで35万8000円。お買い得です。
……なんて通販をしたら面白そうですが。ごめんなさい、ふざけすぎました。
そんなあくりょうちゃんの正体は春香の精神廃棄物だったとは。と言う展開になりますが、この精神廃棄物。本編では十分に語っていないのでここで補説をしておきます。
精神廃棄物とは、その人のいらないと思った感情や人格の事で、皆さんもそういった経験は無いでしょうか?
「自分のこんな性格が嫌だ!」
と。そのいらない感情を捨てて、別に存在できるようになったのが精神廃棄物です(これでもわからなかったら失礼)
白井さんもそうですね。ただ、精神廃棄物が生まれて間もないころは不安定な訳ですよ。
「本当に捨ててよかったのか」
と。その状態が『あくりょうちゃん』という訳です。もしかしたら、また拾われるかもしれない。だから、幽霊みたいな存在になっている訳で、もう少し時がたてば白井さんみたいに『人間としての存在』となれるのです(多分)
無論この作品はフィクションなので精神廃棄物なんてものは存在しませんが、仮に存在するとしたら、自分は『凶暴』の精神廃棄物が発生してますね。もしかしたら、気付いてないだけで、友人がそうなのかもしれない……なんてね。
子どもが大人になっていく間にどれだけの精神廃棄物が生まれるのか、自分の手を胸に当てて考えてもいいかもしれません。
第2期。もしかしたら、やるかもしれません。その時はまた、よろしくお願いします。
では、名残惜しいのですが、ここでしめさせていただきます。
あなたと出会った喜びを感じて。
2008/04/04 8:42 PQ
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